不屈和歌山伊都橋本支部版【私たちの運動】 ふたたび戦争と暗黒政治をくりかえさないために、治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定をもとめる平和・人権・人道の国会請願署名運動など精力的に取り組んでいます
【不屈和歌山伊都橋本支部版ブログ】治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟和歌山伊都支部のブログです。憲法の話題、平和と戦争の話題、暮らしの話題、短歌、俳句、川柳など機関紙「不屈橋本・伊都支部版」「不屈和歌山県版」等への支部会員の投稿記事を中心に身近な話題を掲載しています。
治 安 維 持 法 犠 牲 者
国 家 賠 償 要 求 同 盟
和 歌 山 伊 都 ・ 橋 本 支 部
==========================================更新 2013.05.12
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【不屈 橋本伊都版】
復活第2号 2021.4.10
【編集後記】
皆さま、「国賠同盟」復活第2号がやっとできましたので是非ご覧ください。この「不屈」第2号の巻頭にもありますように私たちの運動の基本は、「ふたたび戦争と暗黒政治を許すな」であり、この第2号もこれに基づいて、学術会議での菅首相の「任命拒否問題を許さない」、「2年間にわたるコロナ禍の中で、国を挙げての無為無策ぶりを糾弾する」、「戦後75年を超えてなお残る戦争の悲惨さを告発する」などをテーマといたしました。
皆さま、ご意見やご感想などあれば、下のアドレスへ届けてほしいです。今後、橋本・伊都支部の「不屈」は、三か月に一度程度発行いたしますので、よろしくお願いいたします。
なお、巻頭の上野千鶴子教授の文章は、この会の古倉伸二代表からいただきました。その後、古倉代表から、「赤旗」4月1日号にも学術会議任命拒否問題を糾弾するために、現学術会員の高山佳奈子京都大学大学院法学研究科教授のアピールもあると教えられ、紙面の都合で載せられないので、「推薦は生きています。」と勇気ある発言をした彼女の写真だけ載せさせてもらいます。
また、上の挿絵は核兵器全廃による平和世界をつくるための子供逹の声を表現したものです。
今後ともよろしくお願いします。
事務担当員 木ノ本 豊
【不屈 橋本伊都支部版】
2021.4.10 復活第2号
いよいよダッシュです
いのちと暮らし守る政権交代へ
髙本 勝次
新型コロナウイルス感染症が、緊急事態宣言解除後、再び拡大し始め、ワクチンが効かないかもと言われる変異ウイルスもかなりの勢いで、増え続けています。
政府は、自粛要請を言うばかりで、ひっ迫している医療機関への支援、事業者への自粛・休業補填、高齢者・福祉関係施設での定期的PCR検査等々、国費で抜本的に実施していません。ワクチン接種と同時に、コロナ検査を大規模に実施し、感染者を囲い込む体制・仕組みが必要です。
国民のいのちと健康を守るために、もうこれ以上、菅内閣の無為無策のコロナ対策を放置させることはできません。
こうした現状にもかかわらず、政府は、全国の公立・公的病院を統廃合し、補助金を出してまで地域から病院をなくそうとしています。
さらにまた、75歳からの後期高齢者から、医療費窓口負担を、いまの1割負担から2割にし、医療費を2倍にしようとしています。年金の少ない高齢者は、ますます診療を控えて、重症化させる事態を引き起こしかねません。
今年の秋までに、早ければ夏の時期に解散総選挙があります。政権が菅内閣に代わって、たくさんの問題が吹き出しています。コロナ対策、学術問題、官僚接待問題、河井議員の選挙買収事件、くわえて、森・加計問題、「桜を見る会」もなに一つ真相解明されていません。
いま、オール野党で選挙協力の協議が始まっています。ぜひ、子どもたちの未来に夢と希望、平和を残すために、総選挙勝利に頑張りたいと思います。
2000万人を超えるアジアの人々と310万人以上の国民の犠牲を生んだ日本の侵略戦争は、1945年8月15日、連合国によるポツダム宣言を受諾し敗戦した。既に戦後75年を経過、遺族の多くの方々は既に亡くなり遺児達も高齢期を迎えている。
此の彼岸も先祖が眠る共同墓地に家族で参拝した。墓地には戦死者の墓碑が、戦没地や年齢などが刻まれている、多くは青年達だ。ふと、国賠の橋本・伊都版の記事のことが頭をよぎる。
ある遺児宅を訪問、彼女は偶然にその日が83歳の誕生日であった。昭和15年3月27日に召集になった父は、中国戦線を転戦、太平洋に戦線が拡大される中でニューブリテン島、ラバウルを経てソロモン群島のガダルカナル島の激戦に参加、昭和17年11月10日頭部に銃弾を受け戦死。2歳で出生した父との面会は戦歴を記した軍隊手帳とともに届けられた遺骨となった。村による合同葬が小学校で昭和18年12月3日県知事などの弔辞が読まれるなど執り行われた。遺児は母と女手2人、戦後も厳しい生活が長く続いた。
中学卒業後、定時制高校に通いながら仕事に、初任給3000円の時代、母との生活は切り詰めたものであった。その後結婚することで少しゆとりが。その矢先、苦しい時代女手一人で育ててくれた母、59歳の若さで他界する。戦後の混乱期、青春真っただ中を生き抜いた頑張り根性はその後の生き方のバックボーンとなっている。
就職先となった職場には労働組合があり仕事にも運動にも活力にあふれていた。そこで見聞きした日本がおこした戦争のこと。アジア人民の解放などではなく世界の列強に割り込み領土拡大に突き進む日本帝国主義の野望であったこと。そこに父が赤紙一枚で動員されたこと。多くの私と同じ遺児を生むことになったこと。それへの怒りは一生消えないと吐露。共感のひと時となった。
時あたかも今朝のNHK、BS「澪つくし」でかおる(沢口靖子)が夫の戦死に遭遇し二人の子供に戦争の動きがあれば止めるのが貴方達の使命と諭す場面が映し出されていた。
【不屈 橋本伊都支部版】
2021.4.10 復活第2号
菅内閣は日本学術会議委員6人の任命を未だ理由を説明せずに拒否したままです、政府に楯突く者には容赦しないと学問の自由を脅かして戦前のように学者を戦争準備にうむを言わさず協力させようと画策しています。ところが私はこの重要なこの問題が新型コロナの感染拡大で関心が薄れることを心配しております。私達は自分には直接関係ないと無関心であってはなりません。
すでに安倍内閣では暴力団対策だから一般人には関係ないと共謀罪を、そしてアメリカ等の友好国からの機密情報を得られないとの理由で機密保護法を麻薬取引を取り締まるためと盗聴法を成立させました。これらの法律は普通の人には関係ないと政府はさかんに宣伝していますが、これらの法律は政府の恣意的解釈や改悪で一般人も犯罪人になってしまう悪法で決して無関心であってならないと思います。
治安維持法も制定された当時は国体の変革を目指す共産党員が対象で一般人は関係ないと宣伝され大部分の国民は自分には関係ないと無関心であったかも知れませんがこの法律も何回かの改悪で最終的には一般人も捕まえてしかも死刑を最高刑に改悪されました。このように無関心でなにも行動しなかった結果を私はあるドイツ人のつぎの詩を教訓にしています。
ヒットラー率いるナチスが共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、なぜなら私は共産主義者でなかったから。つぎに社会民主主義者が牢獄に入れられたときも、私は声をあげなかった、なぜなら私は社会民主主義者でなかったから、つぎに労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、私は労働組合員でなかったから、そしてナチスが私を捕まえに来たとき私のために声をあげる者は、誰一人も残っていなかった。