国賠同盟運動の前進のために
紀見ヶ丘在住・会員 I ・ T孝
治安維持法国賠同盟が創立されて41年、この間「再び戦争と暗黒政治を許すな」と運動をすすめ、「治安維持法犠牲者に国家賠償法の制定を求める請願」の署名に粘り強く取り組まれて来ました。この運動の底流には、日本の戦争と治安維持法、そして国民の人権との関係を明らかにすることがあったと思われます。
21世紀の運動を前進させる力の拠り所は日本国憲法に基づく国民の国際平和への希求と人権意識と共に世界中が戦争責任と戦後補償の追求という方向で動きを強めていることです。幅広い国民への呼びかけとしては、治安維持法問題を運動の側が狭く考えるのではなく、戦争と平和の問題、人権問題など国民的課題として説得し、国会請願の紹介議員確保もこれはすべて日本国憲法に基づく問題として位置づけ、自信を持って働きかけることが肝要だと考えます。
2009年12月1日 不屈橋本・伊都支部版 第1号 1面