治安維持法国賠同盟第34回全国大会に参加して
支部長 古 倉 伸 二
私は、10月15日の治安維持同盟橋本・伊都支部総会で、全国大会代議員の一人(定数4名)として選出され、10月21・22日の両日出席させていただきました。
大会は、北は北海道・南は鹿児島の各都道府県から130余名の代議員の参加で、2日間熱心に討議されました。大会では、来賓のあいさつ、大会議案報告・規約改正の提案・財政報告と監査報告の後、討論に入りました。
来賓のあいさつで、全労連の大黒作治委員長のお話が印象に残りました。
「今回の大会は、今までの自民党政権が倒れ、国の政治が大きく転換されようとする中で開かれている。しかし、国民の鋭い目で政治の目指す方向を監視しないと、少しでも手を抜くと「マニフェストを守らない」または、「マニフェスト絶対主義」で国民の願いに反する方向に進む恐れがあること。予算の点では、前政権の取り組んできた中身を総点検すると言っているが、軍事費の5兆円にはほとんど手を付けず、わずか1900万円の削減で、自公政権と変わらぬ軍事優先である。また、軍人恩給を突然打ち切ったり、従軍慰安婦問題でも解決しようとしない。軍事費削減や、過去の侵略戦争に対するきっぱりとした反省を求める闘いが私たちには必要だ」
代議員の発言者は、文書による4名を含め38名が発言され、その中で感動した山口県の代議員のものを紹介します。
「全国に米軍基地が数多くある中で、沖縄での移転を含めた基地問題は、毎日のようにマスメディアで報道されるが、岩国の基地闘争についてマスメディアは取り上げない。岩国での闘いは政党では共産党から自民・民主・社民と幅広い県民が結集し、2年前には錦帯橋で1万人集会を成功させた。民主団体を中心に9団体共催で、今年秋にも集会を計画しています。いま、山口では愛宕山住宅問題を含め4つの裁判闘争をしているが、そのすべての闘いで勝利したい。岩国の運動は、多くの県民参加の幅広い闘いであり、勝利の展望をもった闘いだから元気がよいのです。なぜそんなに頑張れるのか?一つは、正義の闘いだ。二つは、勝つまで頑張る決意にあふれているからだ」
各代議員の発言は、各地での県民の闘いや、同盟員拡大に奮闘する姿、署名の目標数を達成するための姿、そのどれもが熱い熱気が伝わってくるものばかりでした。これらの各地の先進の取り組みを参考に、私たち橋本でも活動に生かしたいと思います。
2009年12月1日 不屈橋本・伊都支部版 第1号 2面