新政権下国会請願の成功と、
参院選で同盟要求実現をめざす
2010年4月 中央常任理事会
中央常任理事会が4月10日、全労連会館で開かれ、目前に迫った国会請願行動の成功と、民主党を中心とする新政権のもとで同盟の要求実現活動を前進させるとともに、来るべき参院選で要求実現勢力の前進めざし全力をあげることを意思統一しました。
柳河瀬精会長が開会あいさつを兼ねて、新政権のもとで同盟活動を発展させようと別項の問題を提起。近江谷昭二郎副会長を議長に選出した後、針谷宏一事務局長が、情勢の特徴と当面の同盟の任務について提案し17人が発言、国会請願の成功を確認し合いました。
Ⅰ、情勢の特徴と同盟の任務
1、政局の動向
鳩山政権は、普天間基地問題で迷走。沖縄県民と連帯し、たたかいを発展させる。子ども手当、高校授業料無料化など、部分的には前進面も。
後期高齢者医療制度廃止先送り、労働者派遣法は財界に屈し、国民の怒りが広がっている。
来るべき参院選で要求実現勢力の前進をめざす。
2、人権問題
横浜事件で刑事補償が決定。堀越ビラ弾圧事件で東京高裁が逆転無罪判決、検察が控訴。たたかいを発展させる。
3、同盟活動
各地で多喜二祭や、3・15記念などの取り組みが広がり、これと結んで署名活動も前進している。
Ⅱ、当面の活動方針
1、国会請願署名
4月1日現在、全国的には39・5%。60%超は10県(青森、岩手、秋田、山形、千葉、岐阜、鳥取、岡山、高知)、40%台10道県(北海道、福島、山梨、長野、新潟、富山、兵庫、島根、徳島、愛媛)。
5月13日までに目標突破のため全会員の総力を挙げた取り組みが必要。各県は目標をやりきる支部への指導・援助を強める。全会員へあと5筆、10筆を呼びかける。
2、犠牲者の調査・発掘名簿作成
現在13県が提出。全県・支部から中央へ集中を。
3、全地方議会へ請願・陳情を
宮崎・門川町で3月採択。地方議会も変化、議会の意見書は国会・政府を動かす力となる。
4、犠牲者を顕彰する活動
諸活動と結んで映画「鶴彬こころの軌跡」上映活動に取り組む。
5、支部を基礎にした取り組み
4月1日現在の会員1万4609人。大会以後の増が24県66人。
6、国際活動(略)
討論では、支部を基礎にした活動の重要性、女性部活動の強化、新政権のもと署名運動を発展させるにも有権者比1%目標の重要性が提起され、国会請願では、文字通り全国会議員に働きかけることを確認しました。
2010年5月15日 不屈中央版 №431