沖縄の心を心に
参院選で戦後補償の前進を
葉桜に風が薫る季節なのに、くり返す寒波の襲来。くれぐれもお体にご留意ください。同盟運動にとっては歴史と伝統を受け継ぐ国会請願行動の時期。国民的には、沖縄普天間基地撤去をめぐって全国的に湧き立ち、五〇年前のあの安保大闘争が想起されます。そして国際的には、海の向こうでいよいよ核兵器のない世界をめざして「NPT再検討会議」が進行中です。若い方がたをふくめ、とかく老躯に鞭打っての署名運動、ご苦労さまでした。
通常国会終了後はいよいよ参議院選挙。奴隷制度時代にさかのぼってのアメリカの反省、スペインの「歴史の記憶法」、オーストラリアの先住民抑圧政策の謝罪など、いずれも政権交代を機に実現しています。治安維持法犠牲者の名誉回復はじめ、戦後補償問題の前進に絶好のチャンスが目前です。
米軍普天間基地の県内移設に反対して開かれた9万人の県民大会
(4月25日沖縄県読谷村)
2010年5月15日 不屈中央版 №431