映画「弁護士布施辰治」上映決定
同盟和歌山県本部は、この度、ドキユメンタリー映画『弁護士布施辰治』の上映を、自由法曹団、国民救援会とともに主催することになりました。
弁護士布施辰治は、「生きべくんば民衆とともに、死すべくんば民衆のために」として生涯を民衆のために捧げた弁護士です。
戦前、奴隷状態に置かれ虐げられていた韓国国民のために、日本では治安維持法等によって弾圧されていた人々のために闘い、ついには3.15事件弁護を理由に、権力によつて弁護士資格さえ剥奪されます。その上、闘う息子まで獄死させられますが、戦後の権力による謀略事件とも真正面から闘い抜きました。
この姿を同盟内外の方々にごらん頂き、感動をともにするとともに、同盟活動の一層の発展を期したいと思います。参加券普及によろしくご協力下さい。(鶴田)
とき:5月26日(木)
(上映開始) (開場)
①13:30 ~ (13:00)
②16:00 ~ (15:30)
③18:30 ~ (18:00)
会場:和歌山市民会館小ホール
前売 1,000円
当日 1,300円
(中学生以下無料)
任侠これ弁護士の使命なり(略事項)
1880年 宮城県蛇田村(現石巻市)の農家に生まれる
1899年 「哲学」を勉強するため上京。蛇田でキリスト教に遭い、神田のニコライ堂の学僕となる。明治法律学校(現朋治大学)に入学。
1902年 判事検事試験登用試験合格。
1903年 宇都宮地裁検事代理。同辞任(桂冠の辞を発表)
1904年 東京にて弁護士事務所開く。
1906年 電車賃値上げ反対市民大会が端緒となった騒擾事件を弁護。
1919年 米騒動事件の弁護
1919年 東京の朝鮮基督教青年会館での集会で「独立宣言」発表検挙、裁判の弁護に無報酬で参加。
1923年 朝鮮独立運動の義烈団事件弁護のため渡朝。
不屈和歌山県版 No.235 3面 2011.3.15