小林多喜二没後78周年
全国で多彩に多喜二祭開く
深雪ついて小樽・墓前祭
「記念の夕べ」に280人
小樽多喜二祭は2月20目(日)午後1時半から、前日からの深雪をついて奥沢墓地で墓前祭がおこなわれ94人が参列、宮田汎同盟道本部会長があいさつしたあと参加者が献花しました。
同日夜開かれた「記念の夕べ」ではノーマ・フイルド氏のあいさつの後、島村輝フェリス女学院大教授が「草稿から見る文学の生成-小林多喜二と井上ひさし」と題して、多喜二の草稿ノートに見る苦闘と成長について講演。280人が参加しました。
秋田県多喜二祭
生誕の地碑前祭と講演会
第46回秋田県多喜二祭は2月19日(土)午前、「小林多喜二生誕の地」碑前で献花。午後からは、韓国の李修京(イ・スウギヨン)氏が「韓国で多喜二がどのように受け止められているか」をテーマに講演、170人が熱心に聞き入りました。翌20目には、大館市において同氏による記念講演が行われ70人が参加しました。
ことしも満員の盛況
杉並・中野・渋谷多喜二祭
第23回杉並・中野・渋谷多喜二祭は2月18目(金)杉並区で開かれ、300人が参加。蠣崎澄子氏の「多喜二の足跡を訪ねて」の後、岡部政明氏の朗読「蟹工船」と村上弦一郎氏のピアノ独奏が耳目を集め、文芸評論家の三浦光則氏が「反戦平和と小林多喜二の文学」と題して講演。とりわけ反戦文学の先駆性を語りました。
講演会に250人
大阪
多喜二の生き方に光あてる大阪多喜二祭は2月26日(土)石川康宏・神戸女学院大教授が「小林多喜二の生き方と現代の探
究」と題して講演、多喜二が戦前切り開いた闘いの火が戦後の日本に引き継がれたこと、同時に遅れた思想など、私たちが引き継がねばならない課題があると強調。250人が参加しました。
不屈 中央版 №441 8面 2011年3月15日(毎月15目発行)