5月国会請願にむけて署名を大きく広げ
地方選挙で同盟の目的実現勢力の前進を
2月8日 中央常任理事会
初めに柳河瀬会長から「菅政権が国民生活破壊・財界奉仕を鮮明にし、日米軍事同盟強化による戦争する国への道をすすめていること。また比例定数削減で国会から改憲反対勢力をしめだす。日の丸・君が代裁判では教育の自由・思想・良心の自由を根本から否定する司法の反動的判決など、“反共は戦争の前夜"の風潮が強まりつつある。再び戦争と暗黒政治を許さず、人権を守り歴史認識を正すことは未来を拓く道であり、同盟運動の原点であること。学習を強めて国民的運動への確信をつくり、地方選挙のなかで多くの人とふれ合い、署名ど要求実現の勢力を広げよう」と挨拶されました。
続いて針谷事務局長から当面する活動方針が提案され、国会請願など同盟運動を国民的世論にまで広げる課題を重視し、地方選挙のなかでも署名・会員の拡大、顕彰、地方議会への陳情など取組みを強めようとよびかけました。
続いて小池財政部長から財政報告。3月期末の会費完納を訴えがあり、休憩後討論に入りました。
岡山(中元)は、年末にむけた活動で、12月に22団体訪問して2770筆に到達、会員は258人と目標を超過達成。困難をのりこえて奮闘していると報告。
京都(岡本)からは、治安維持法犠牲者の慰霊祭を広くよびかけて多くの市民の共感を得ようと著名な方々、京都宗平協、民主府政の会などと相談、清水寺の役員会でも議決。10月23目清水寺本堂において開催を決めた。青年たちにもよびかけ、このなかで同盟への信頼も広がっている、と発言。
大阪(塩田)からは高槻市議会(人口40万人)と島本町議会2つの議会での意見書採択に至る特徴を発言、意見書は公明党議員を含む全会派の合意で実現。その根底には、同盟高槻支部による毎月の三役会議、ニュース発行、救援会、いしずえ会など学習と共同が進んでいることを指摘されました。
北海道(宮田)では北教組教員の政治活動の調査が校長と対で調べられたり、教育研究会参加の有無、情報提供、密告を進めたり、卒業時の日の丸・君が代に対して起立するかしないかを事前登録させ職務命令書を出すなど思想統制が強化され、「子どもを戦場に送りだす犯人になってしまう」と泣き崩れる教員もいる。同盟は請願署名活動と共に、闘う教員への全面的支援を強めたい。
溝渕女性部長は、第別回全国女性交流集会が28都道府県、81名が参加、草の根からの女性部活動をどう発展させるかが議論され、国民的運動への挑戦が始まっている。第57回母親大会(於広島)には中国ブロックを中心に取組むとし、その成功を呼びかけました。
不屈 中央版 №441 2面 2011年3月15日(毎月15目発行)
秋田(近江谷)からは、正しい、歴史認識について発言(別掲)。
神奈川(増本)からは教員に対する攻撃では、君が代斉唱で口を開いているかまで調べている。裁判では「心の自由を守る裁判」が闘われており、このたたかいの共同は同盟自身の任務でもあると指摘。さらに、斉藤(国際部)、四津谷(東京)、井上(大阪)、小原(神奈川)、冨矢(編集部)、山崎(東京)各氏から積極的発言が続き15名が発言。最後に針谷事務局長から「京都の慰霊祭の取り組みなど、発言の多くが国民的運動への新しい取組みとなっている。この広がりを確信に署名を広げ国会請願を迎えよう。とくに秋田の歴史認識の学習を重視したい」とまとめました。
不屈 中央版 №441 3面 2011年3月15日(毎月15目発行)